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宇宙刑事シャリバン回想録。

今回はシリーズ2作目である「宇宙刑事シャリバン」を取り上げます。




前作「宇宙刑事ギャバン」の劇中で、センセーショナルな登場を果たしたシャリバン。

元森林パトロール隊員だった青年が、宇宙刑事となって帰って来るとは誰が想像したでしょうか。

ギャバンからガラリと変化した、真紅のコンバットスーツに身を包んだ新ヒーロー。

その戦いは、ギャバンの時よりも更にハードなモノになって行くのです。

では、ストーリーを。


森林パトロール隊員・伊賀 電は、剣山で宇宙犯罪組織マクーのモンスター・バッファローダブラーに襲われ、勇敢に立ち向かうものの重傷を負ってしまう。
父親の捜索のため同じく剣山を訪れていた宇宙刑事ギャバン = 一条寺烈によって助けられた彼は、バード星で治療を受け、幸いにも回復。そして銀河連邦警察のコム長官に、マクーのモンスターにも臆せず立ち向かった勇気を買われ、宇宙刑事にスカウトされる。
「シャリバン」のコードネームを与えられた彼は、マクーとの最終決戦の際にギャバンを助けるため、コム長官に連れられ地球へと帰還。
マクーとの戦いを終えたギャバンは太陽系全体を担当する銀河パトロール隊隊長へと昇格し、代わってシャリバンが地球地区担当の宇宙刑事に任命される(ここまでは前作『宇宙刑事ギャバン』の終盤で語られている)。
本作品は、その後宇宙刑事としての訓練を受けるために銀河連邦警察本部を訪れていたシャリバン = 伊賀電が、地球に現れた新たなる宇宙犯罪組織マドーの暗躍に関する情報を得て、リリィとともに再び地球に帰還し、地球を守るために戦うことになるところから始まる。
前回のマクーがマクー空間を作るように、今回のマドーは幻夢界という一種のホワイトホールである亜空間を作り出す。この空間の中で、彼らが繰り出す魔界獣は4倍の力を発揮するが、シャリバンもまた、ギャバン同様に敢えて幻夢界に飛び込み、強化した魔界獣を撃破しマドーの野望を打ち砕いていく。
その戦いの中、シャリバン = 伊賀電は「イガ星」や「イガクリスタル」の存在を知り、自らの出生の秘密と、自らに託されていた使命をも知ることとなる。



(Wikipediaより転載)


ギャバンと比べると、一気に情報量が増えましたね。

マクー壊滅後、新たに胎動を開始した悪のエスパー集団「マドー」と戦う為、地球に降り立ったシャリバン。

旧作の劇中に新ヒーローが登場するパターンは、非常に少ないので印象に残っている人も多いはず。

私として、思い出すのはせいぜいマジンガーZ位です。

後は、ディケイド以降ウィザード以前の平成仮面ライダーの夏映画ですかね。

最近では戦隊の冬映画でも、それに近い事が行われています。

しかし、ギャバン放送当時はマジンガーZ位しか先駆者が存在しません

更に、現存の敵組織との交戦中となるとこのシャリバンが最初でしょう。

それだけに、新ヒーロー「シャリバン」への期待は否が応でも膨らむのでした。



((o(´∀`)o))ワクワク


ギャバン同様、メインの戦闘力は「コンバットスーツ」です。

基本的には特殊合金グラニウム原材料ですが、新型らしく様々な改良が加えられていました。

まず、装甲そのものにエネルギーを封入出来る様になったのが大きいですね。

太陽エネルギーをソーラーメタルへと変換、それによりコンバットスーツの色は真紅へ染まる事になります。

この行程により、コンバットスーツのパワー及び継戦能力が向上したと思われ。

更に電送速度も速くなり、何と1ミリ秒(1000分の1秒、ギャバンの50倍の速さ)で完了する様になりました。

この技術は「赤射蒸着」と呼ばれ、シャリバンは「赤射!」の変身コードを叫ぶ事で無敵のヒーローへとチェンジするのです。

素質こそ十分ですが、戦闘経験に乏しいシャリバンにとってこの性能向上は非常にありがたかった事でしょう。

非常に高い防御力は、もちろんこの改良型コンバットスーツでも健在

大ダメージを受けようが、決して脱げてしまう事はありませんでした。

ただ、やはり中まで衝撃は伝わってしまう様で、変身解除した後はボロボロになる事もありましたが。

スーツの肝とも言えるディメンションコントローラーもきちんと組み込まれており、マクー同様に空間を自在に操るマドー相手に大いに役に立つ事に。

また、赤い光球と化して飛び回る事も多くなり、救助や危機の打破などに多用されています。

特にOPでの光球状態からの実体化、そしてファイティングポーズの一連の流れは非常に美しいと感じましたね。

頭部も従来同様センサーの塊であり、分析や索敵に役立ちます。

シャリバンのそれはサーチャースコープと呼ばれ、ありとあらゆる波長の光をキャッチし、敵が何処に隠れようが見つけ出す超高性能を誇っていました。

当然ながら、使用時には「」が輝きます。

両耳の部分に配置されている高次元ソナーも、様々な方法での情報伝達に対応しており、少しの情報漏れも許しません

そして一番大きな変更点としては、内蔵武装が全て外された事でしょう。

ギャバンの項でも説明した通り、これは整備性の問題及び使い易さを優先した結果ではないかと。

ビーム系の内蔵武装を廃されたシャリバンに支給された新武器、それが「クライムバスター」です。

外見こそ小型の光線銃ですが、その破壊力はかなりのモノ。

レーザーZビーム程の威力はありませんが、その分シルバービーム以上の威力と速射性を誇っています。

小型なので取り回しもしやすく、非常に使い易かったと思われ。

また、破壊光線の他にもダイヤルを切り換えることにより、熱で溶かす溶解ビーム、麻痺させるショックビーム、貫通光線のキラービーム治療ビーム(本編未使用)と、さまざまな光線を発射可能になっています。

また、グリップ部分には輸血も可能な応急処置用の医療キットも内蔵と隙がありません。

かように強力な武器を持つシャリバンですが、体術の方も当然ながら優れています

華麗なシャリバンキックや豪快なスパークボンバーで、次々と敵戦闘員を打ち倒し魔怪獣に大ダメージを与えました。

ただ、挿入歌にもある「シャリバンソバット」が本編未使用なのはちょいと残念

また、防御面でもシャリバンプロテクションと呼ばれるバリアー機能を搭載。

攻守共に全く以って隙のない構成となっています。

まさに、ギャバンの後を継ぐに相応しい強さですね。



φ(゚Д゚ )フムフム…



シャリバンに赤射するのは、元森林パトロール隊員の伊賀電

忍者の子孫であると言う裏設定の通り、非常に高い運動能力を持った青年です。

日々険しい山中を駆け回り、鍛えに鍛えた肉体は宇宙刑事になった後も彼を助けました

容姿はギャバンとは正反対で、非常に爽やかなイケメンです。

その整ったルックスとワイルドな職業のミスマッチっぷりが、電の大きな特徴と言えるでしょう。

元の職業柄もあり、自然と動物をこよなく愛す優しき心を持った太陽の子

それが伊賀電です。

普段は鈴木モータース整備士やテストドライバーとして働いており、才能にも恵まれているのが分かりますね。

何と言うか、欠点らしい欠点が無いのが凄い。

ただ、流石に戦闘の経験ではギャバンに劣る為結構苦戦が多かったりも。

敵がマクーより更にオカルト寄りになった事で、厄介さが増した事も原因でしょうが。

なので、伊賀電自身も科学で作られた武器一辺倒ではなく、オカルティックなアイテムを使用する事を余儀なくされています。

伊賀電は当初純粋な地球人かと思われていましたが、後にイガ星人の末裔である事が判明。

その高い能力も、イガ星人の血が関係している可能性が

とは言え、イガ星がマドーによって滅ぼされたのは2000年前

なので、血自体は結構薄まっていると思われ。

從って、伊賀電の強さは血統によるモノではないのではないかと。

勿論、イガ星由来のアイテムを使用する際にはこの血統が役に立ちましたが。

何にせよ、訓練期間の短さを考えると良く戦い抜いたと思います。

彼の後任であるシャイダーが、訓練途中で出陣し苦労している事を考えると余計に凄さが分かりますね。

ちなみにギャバンとは違い、シャリバンの名前はコードネームです。

ネーミングの由来は、ギャバンから継承した「バン」に太陽の「シャイン」を掛け合わせて命名されたそうで。

また、服装も結構コロコロと変えており、かなりのお洒落さんでした。

マドー壊滅後は仲間達と共にイガ星に渡り、イガ星担当刑事として着任すると共に、復興に力を尽くしました。

また、不思議界フーマの侵略時にはイガ星防衛で大忙しだった様で。

現在は二代目にシャリバンの名を継承し、自身は現場からは引退している模様。

完全に退役しているのか、それともそれなりの地位にいるのかは不明

詳しくは、これから発売される予定の映像作品「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」で明かされるのではないかと。



(`・ω・´)



シャリバンの必殺武器は、当然ながらお馴染みの「レーザーブレード

ギャバン同様普段使いの近接戦闘武器であり、この武器とクライムバスターによる遠距離攻撃を織り交ぜながら多彩な戦法で戦います。

また、ソーラーエネルギーを注入する事で、3倍の切れ味にパワーアップ。

敵である魔怪獣が強敵だったせいか、この状態で戦い続ける事も多かったですね。

必殺技は、エネルギーを集中し、敵を袈裟懸けにぶった斬る「シャリバン・クラッシュ

赤い夕日をバックに、逆光で黒く染まったシャリバンの目とブレードだけが輝くあのシーンは屈指の格好良さでした。

ギャバン・ダイナミック同様に破られた事のない無敵の必殺技ですが、途中から強化されて複数回斬り付ける様なモーションになっている所がポイントでしょうか。

そして、物語終盤で登場した「聖なる剣」(伊賀獅子の剣)も強力な武器でした。

イガ星人の血を引き、更に剣に選ばれた勇者にしか使用できない特別な武器です。

これをレーザーブレードと二刀流でシャリバンは使用していました。

で、最後はやはり物語のキーアイテムである「イガクリスタル」でしょう。

マドーがイガ星を滅ぼしたのも、この超エネルギー体を手に入れる為でした。

しかしイガ星人が密かに地球に隠匿した為発見出来ず、それからもマドーはこのイガクリスタルを探し続ける事になります。

マドーはイガクリスタルを超エネルギーの供給源として利用しようとしていましたが、上手く行かず失敗

と言うのも、どうもこのイガクリスタル、ゲッター線の如く意志がある様なのです。

なので、そもそも悪しき目的には元々使用できないと考えた方が妥当かと。

事実、最終戦闘で窮地に陥ったシャリバン達を一方的に救援し、魔王サイコには破滅へのパスポートをプレゼントしましたし。

まさしくイガ星の守り神と言った感じですね。

最終戦闘後は、イガ星に戻されて平和の為に使用されている事でしょう。



(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン




シャリバンを支援する人々は、まず上司であるギャバンを挙げねばなりますまい。

強大なマドーに苦戦する電を幾度と無く救援し、最後は共闘まで果たしています。

とは言え、コンバットスーツを温存する癖はそのままで、蒸着したのは本当に最終決戦の時のみでした。

しかし、2人の宇宙刑事が共闘するシーンは本当に素晴らしかったですね。

グレートマジンガーで、強化型マジンガーZと兜甲児が登場し共演したあの展開を思い出す人もいたのではないかと。

まあ、製作したのは同じ東映ですしねw

そして、シャリバンの相棒である女宇宙刑事リリィも忘れてはいけません。

ギャバンの時のミミーやマリーンとは違い、本職の宇宙刑事です。

故に、潜入捜査を行ったり、時には武器を手に戦闘も行うなどより一層相棒らしい活躍をしていました。

しかし、後半のイガ星関連の話になると一気に影が薄くなってしまいます。

完全にもう部外者って感じでしたしねぇ。

電に恋愛感情らしきモノを抱いていた節もありますが、当の電は最終戦闘後とっとと仲間を連れてイガ星に帰還

置いてきぼりにされたリリィは、寂しげにそれを見送るしかなかったのでした。

その後、彼女がどうなったのかは不明

例の「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」にも登場しないみたいですし、ちょっと扱いが酷いですよね。

出身惑星も、最後まで明かされませんでしたし。



(´・ω・`)




そのリリィのヒロインの座を奪ったのが、奥伊賀島でイガクリスタルを守っていたイガ星人の末裔達

全員が少女で、反重力靴により宙を自在に飛び回ります。

こんだけ少女がぞろぞろ登場したら、そりゃリリィの影も薄くなろうと言うモノ。

更にリーダーのみゆきは、その出自とツンデレめいた性格から完全にヒロインに収まってしまいました。

当然ながらイガ星にも電と共に同行しており、最早リリィの入り込む余地は何処にも無かったですね。

奥伊賀島には他にも長老がおり、強化服をまとってイガクリスタルを守る任務に就いていました。

長老だけあって相当な高齢であり、マドーの攻撃で重症を負った後、電にイガクリスタルの秘密を託して死亡しています。

奥伊賀島と関係ない所では、同じくマドーと戦うレジスタンス的存在のベル姉弟がいました。

彼らもイガ星人の末裔であり、復讐の為にマドーと戦っています。

しかし、戦士であったが故に激戦の中、姉弟揃って戦死してしまいました。

他にも宇宙の各地でイガ星人の末裔の戦士達がレジスタンス活動をしており、最終戦闘に駆け付けたりしています。

それとは別に「オルガナイザー」と呼ばれる、イガ星人とは関係ないレジスタンス集団もいました。

どのメンバーも腕利き揃いであり、イガ星人達とも連携してマドーと徹底抗戦しています。

これだけの反マドー勢力が存在する辺り、マクーとは一線を画した悪の組織だったと思います。

恐らくは、勢力圏が重なっていなかったのでしょうね。

しかし、マクーが壊滅した事で大きな勢力の空白が出来てしまいました。

そこにマドーがいち早く付け込んで来たのでしょう。

何とも油断ならない連中です。

後、ギャバンにも登場した大山小次郎も再登場していますね。

前作同様UFOルポライターでしたが、イマイチ電達と仲良くなれなかった為か扱いが悪く出番も多くなかった気が。



(;´∀`)




宇宙刑事シャリバンの装備は、まず超次元戦闘母艦グランドバースを挙げねばなりますまい。

全長410メートルを誇る巨艦であり、シャリバン達の母艦でも有ります。

ドルギランとは完全にコンセプトが違う戦艦ですが、それもそのはず。

このグランドバースはシャリバンの為に、急遽旅客船を改装して製造された戦艦なのです。

なので、非常に不思議な構造になっています。

まず、武装は艦橋から放たれるバースビームしかありません。

ギラン円盤みたいに全方位に攻撃が出来ないので、本当に急造で設置された武器なのでしょう。

当然ながら火力不足なので、このグランドバースには第二の形態が用意されていました。

それが「バトルバース・フォーメーション」と呼ばれる形態です。

別名「弁当売り」あるいは「駅弁売り」とも呼ばれる程、特異な姿をしているのがミソ。

良く似た様な姿をした売り子を、球場などで見かけますよね。

恐らく、一度見たら絶対に忘れられないインパクトのある姿ではないかと。

当時、あまりの格好悪さに唖然とした人も少なくないはず。

この変形は、マクロス同様に散らばったエネルギー経路を1つに纏める為のモノだと思われ。

從って、この形態では強力無比な必殺武器である「プラズマカノン」が解禁されます。

前作では「ホシノスペースカノン」と呼ばれていた武装を改良したのが、これになりますね。

面倒な変形をしなければならないだけあって、プラズマカノンの威力は絶大でした。

マドーが誇る戦闘母艦も、このプラズマカノンの前では粗大ゴミ同然

急造故の格好の悪さを差し引いても、非常に高い攻撃能力を持った戦艦と言えましょう。

そのグランドバースには、2機のスーパーマシンが格納されています。

1つ目は、シャリバンの足として活躍した「モトシャリアン」と呼ばれるスーパーバイク。

モトシャリアンビーム」と「モトシャリアンロケッター」で武装している辺りは、サイバリアンと同じですね。

ネーミングを見て分かる様に、シャリバン専用として開発されています。

特筆すべき点は、完全に一人用になっている事。

なのでギャバンとは違い、シャリバンは完全に着座して操縦していました。

幻夢界に入った後も、そのまま搭乗して戦闘する事も多かった気が。

一人用になったとは言えその性能は高く、異空間を自在に駆け巡る事が可能です。

また、自動操縦機能も搭載されており、シャリバンの危機を救う事もしばしば。

そして、万能戦車枠として「シャリンガータンク」も完備。

これもシャリバン専用であり、ギャビオン同様に上下が分離します。

武装は「シャリンガービーム」と「シャリンガーロケッター」で、これもギャビオンに準じていますね。

また、救助用マジックハンドも完備しており、より多彩な任務をこなせる様になっています。

シャリンガータンク下部には、スクーパーと同じ設計思想で製造されたと思われるドリル戦車「モグリラン」がスタンバイ。

レーザートーチ」と「モグリランロケッター」で武装しており、主に地底への侵攻などに使用されます。

以上がシャリバンの持つ戦力ですが、概ねギャバンの装備と同じですね。

なので、この構成が宇宙刑事の基本装備だと思われ。

まあ、次のシャイダーではまた違ったアプローチがされるのですが。



'`,、('∀`) '`,、



宇宙刑事シャリバンの敵は、悪のエスパー集団「マドー

最近では宇宙犯罪組織とされていますが、本編を見ている限り犯罪より征服や滅亡を優先させる事が多かったので、敢えて当時の呼び名にしています。

と言うか、明らかにマクーとはアプローチの方向性が違ってましたし。

何と言うか、オカルティックな雰囲気が非常に強いのがポイント。

構成を見ても、武装組織としてしっかりしていますし。

血縁重視でグダグダだったマクーとは違い、きっちりと幹部の住み分けが行われているのが大きいですね。

このマドーのトップが「魔王サイコ

恐らくは、宇宙刑事シリーズで最強のラスボスではないかと。

金色の甲冑で全身を覆い、幻夢城の広間中央の玉座に仏像のごとく座っているが、城と一体化しているらしく、玉座から離れて動くことはない。

(Wikipediaより転載)

との事で、この辺りはドン・ホラーと良く似ています

身動きこそ取れませんが、強大な念動力を持ち、戦闘力は非常に高いですね。

また、事あるごとにを光らせながら、キバの生えた口を開き奇声を放つ事もしばしば。

この「カオーッ!」とも聞こえる不気味な咆哮は、魔王サイコを語る上で外せない要素でしょう。

ちなみにこれは、声を担当した方の喉の不調から生まれたそうで。

強大な力を誇るサイコですが、ただ1つだけ弱点があります。

それは、自分に内蔵した巨大な電子頭脳に干渉を受けると行動不能になってしまう事。

この電子頭脳はサイコに力を与える存在であると同時に、弱点でもあるのです。

当然ながらサイコ自身それを熟知しており、きちんと対策をしていました。

それが、自らの命を分け合った分身である「戦士サイコラー

こいつは「海坊主」と呼ばれる人間体で序盤から出現しており、その謎めいた行動と正体が不気味でした。

普段はシャリバンの動きを監視する役目を担っていましたが、レイダーによる裏切りでサイコが行動不能にされた時にその正体が判明します。

城と一体化したサイコとは違い自在に動く事が可能な上に、2本の剣を操る最強の戦士でした。

おまけにお互いが補完し合う為、片方を倒してももう片方が復活させてしまう為事実上不死身と言う厄介さ。

レイダー反乱の際もサイコラーがサイコを復活させ、その底知れないパワーでレイダーを粛清しています。

最終決戦の際もこの復活が極悪過ぎて、夢の最強タッグであるギャバン・シャリバンも大苦戦を強いられました。

同時に倒す事が出来れば勝機があるかも知れませんが、同時に相手取るにも強大過ぎてどうにもなりません。

唯一シャリバンが倒せなかったレイダーすらあっさり滅ぼした強敵に、さしもの2大宇宙刑事も窮地に立たされます。

負けて…負けてたまるか…!

膝を折りながらも、尚闘志を失わないシャリバン。

その闘志に呼応したかの如く、突如イガクリスタルが幻夢城のサイコの前に出現します。

そして、不思議な力を発動しサイコとサイコラーの全エネルギーをドレインしてしまいました。

最大にして最後のチャンスを、2大宇宙刑事が見逃すはずはありません

「「レーザーブレード!!」」

2人の宇宙刑事は、同時に必殺武器をスタンバイ。

シャリバンの渾身の一撃であるシャリバン・クラッシュがサイコに。

ギャバンの必殺の一撃であるギャバン・ダイナミックがサイコラーに容赦無く炸裂。

ここに、最強最悪の魔王は砕け散ったのでした。

タイマンで処理が可能だったドン・ホラーとは違い、最低でも2人は必要になる魔王サイコは間違いなく宇宙刑事シリーズ最強のラスボスだったと思います。

イガクリスタルの助けが無ければ、負けていたのはシャリバン側だったでしょうし。

とは言え、あそこにイガクリスタルが出現したのは偶然ではないでしょうし、悪が潰えるのはもう最初から決まっていた事なんでしょうね。

ちなみにこのサイコの電子頭脳だけが分離して、サイコロンと呼ばれる物体になった世界もありますが、前述したギャバンの人格剥離問題に加え、後述する更なる問題があるのでパラレルワールドだと思われ。

それはさておき。

マドーの科学陣を率いるのは、天才女性科学者であるドクター・ポルター

ムチを武器として使いこなし、妖術まで収めたかなりのやり手です。

武闘派であるガイラー将軍とはライバル関係でしたが、それなりに認め合ってはいた模様。

幻夢界を創り出す際には、彼女が発生マシーンを作動させます。

なので、マシーン自体彼女の開発物である可能性が高いですね。

当初はあまり目立つ事は無かったのですが、レイダーの登場で立場が危うくなってからは出陣する事も多くなりました。

最後は幻夢城でシャリバンと対決し、善戦するもレーザーブレードにより斬り捨てられています

死の寸前、夜叉の様な顔に変貌した所を見ると何らかの正体があったのかも。

最早確認する事も敵いませんが。

そして、マドーの戦闘面を担当するのが前述したガイラー将軍

マクーにはいなかったタイプであり、どちらかと言えば戦隊の敵将軍に近い存在ではないかと。

純然たる武人であり、同時にそれなりの人望もある比較的まともな性格の幹部でしたね。

抹殺!」の掛け声と共に、戦闘員を率いて幾度と無くシャリバンと交戦しています。

しかし中盤で突如として出現したレイダーにより失脚させられ、大幹部専用の椅子の下敷きにされるという悲惨な目に遭ってしまいました。

ですが、なんとか復帰し、最後はシャリバンとタイマンで勝負しています。

その際はサイコのパワーにより獣魔ガイラー将軍となり、シャリバンを後一歩の所まで追い詰めるも、必殺のシャリバン・クラッシュには抗えず散ってしまいました。

最初から最後まで、正統派の戦士系幹部と言った感じでしたね。

後、何か髪型がサリーちゃんのパパに似てるという指摘は多分禁句。

で、最後はマドーが誇る大問題児である軍師レイダー

そもそもこいつは「大霊界死霊界」から来たと称し、突然幻夢城に出現した怪しげな存在でした。

ただそのオカルティックな力は本物であり、サイコが例外的に雇用した事からも分かる通りです。

こいつがシャリバンと初対峙した時の会話は、今でも忘れられません

誰だ貴様!!
死神さ…お前を地獄に送る為にやってきた…

シャリバンの繰り出す攻撃を次々と回避し、終始有利だったレイダーの初陣は中々センセーショナルでしたね。

首が自由に外れる上に、相手に取り憑く事も可能とかなりのチート能力の持ち主です。

更に「死霊界」から来たと言うだけあって、霊魂すら操る能力を持っていました。

実力的には物語最強レベルでしょう。

とは言え、シャリバンに対してはかなり警戒しており、油断はありませんでした。

ですが、魔王サイコを侮ったのが運の尽き

元々こいつはシャリバンを倒すのが目的ではなく、マドーそのものを乗っ取るのが目的でした。

乗っ取った後にどうするのかは不明のままでしたが、とにかく組織を乗っ取る為に様々な工作を仕掛けています。

前述したガイラー将軍の失脚も、ドクター・ポルターの前線配備もこのレイダーの策によるモノ。

未来から呼び寄せたガマゴン大王なる化け物を駆使し、イガクリスタルの奪取作戦も同時に行っています。

しかし、ガマゴン大王はシャリバンに敗北

自身はクーデターを起こし、魔王サイコを行動不能にするもののサイコラーの登場によって失敗

最後は首だけになって抵抗するものの、サイコの念動力で無数の謎球体を貼り付けられ、その爆発によって跡形も無く消え去ってしまいました。

南無。

ちなみにその謎球体はシャリバン達にも使用され、敗北寸前まで追い詰めています。

尚、このレイダーが復活した挙句、何故か怨敵であるサイコの復活を企んだ世界もありますが、上記の通りどう考えてもサイコ復活なんてさせる訳がないので、完全にパラレルワールドの別人だと思われ。

首も取れないし、死霊を操ったりする能力も無かったですしね。

余談ですが、このレイダーの作戦がどれもこれも陰惨で恐ろしい為、一時視聴率が下がったらしいですね。

当時の子供も震え上がった強敵である軍師レイダー。

その最後は、意外とあっけないモノでした。



(;´Д`)




マドーのメイン戦力は「魔怪獣」と呼ばれる化け物で、~ビーストと呼ばれるのが特徴

しかし、知能のレベルには非常にバラつきがあり、一定の水準すら定かではない謎めいた存在でした。

ただ、レイダーを始めとする幹部が濃かったせいか、強く印象に残る奴はいなかった気が。

戦闘員はファイトローと呼ばれ、奇妙な仮面と全身タイツ特徴です。

様々な武器を手に、幾度と無くシャリバンと交戦したり、作戦の補助を行ったりしていましたね。

機動戦力としては、戦闘機と母艦を所持。

しかしながら、毎回出て来てはグランドバースに叩き落とされるだけの寂しい出番でした。

特に母艦はドクロをモチーフにした、秀逸なデザインでしたのに。





玩具に関しては、特に無し

何しろグランドバースがアレですし、やっぱりレーザーブレードも出ませんでしたので。

主題歌とEDは、引き続き串田アキラが熱唱する名曲中の名曲です。

特にEDの「強さは愛だ」が、非常に気に入っています。

挿入歌ではやはり「Yeh!シャリバン」と「超次元戦斗母艦グランドバース」でしょうか。

ちなみに最初の挿入歌集ではYeh!シャリバンが何と未収録であり、購入した際にがっかりした覚えが。

劇中でも良くかかっていた常連曲だったので、余計に残念でした。



ギャバンの後を継ぎ、赤い旋風となってマドーと戦った「宇宙刑事シャリバン

その太陽を思わせる真紅の輝きは、今も尚伝説となっています。


( ´ー`)フゥー...

theme : 特撮
genre : サブカル

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Kivagami

Author:Kivagami
玩具とネトゲ、そして仮面ライダーを始めとする特撮をこよなく愛する孤高人。
中でも悪のライバルキャラとか六人目とかに目が無い。
特撮系イケメンも好き。
クールガイなら尚大好物。
うさぎを始めとする小動物も好き。
現在、14匹の小動物に囲まれてお世話に奔走する日々。

現在ネトゲ流離い人、定住&安住の地を求めて旅は続く模様。
永遠の孤独(ソロ)という、非常にありがたくない称号を持っているらしい…?

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