11
1
3
4
6
8
10
11
13
15
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

超人機メタルダー回想録。

今回は脱宇宙刑事スタイルを果たした作品「超人機メタルダー」を取り上げます。




姿形からして、どうみてもキカイダーのオマージュ作品なんですが、メインライター曰く特に意識せずに作っていたとの事。

まあ、設定だけ見ればどちらかと言うと鉄人28号ですしねぇ。

PSのRPG「スーパーヒーロー作戦」では、製造された時期から逆にキカイダーの原型という設定になっていました。

ちなみに、原案タイトルは「新人機バイクロイド」だったそうで。

何かバイクに変形する、新人ロボットリーマンみたいですな。

それはさておき、ストーリーを。


第二次世界大戦後、アメリカに渡っていたロボット工学の世界的権威、古賀竜一郎博士が42年ぶりに日本に帰ってきた。彼が帰国したのは、世界の影でうごめく死の商人「ネロス帝国」の存在に気付き、戦死した自分の息子の竜夫をモチーフにした人造人間「超人機」を甦らせるためである。
古賀博士の帰国を知ったネロス帝国の帝王ゴッドネロスは博士を抹殺すべく、配下の四大軍団に出撃を命令した。四大軍団の攻撃により、古賀博士は負傷するが何とか秘密基地シルバーカークスにたどり着き、そこで眠っていたアンドロイドである超人機・剣流星を目覚めさせる。
しかし、博士はシルバーカークスを守り、何も知らない流星に敵の存在と人の死を教えるために自らネロスの凶刃に倒れる。それを見た流星は怒りの叫びを上げ、全エネルギーを開放。超人機メタルダーに瞬転する。
しかしメタルダーはその能力を把握できないまま、ヨロイ軍団長クールギンの刃に敗れる。傷つきながらも再び立ち上がるメタルダーは自らの存在を不可思議に思い、叫ぶ。
「風よ、雲よ、太陽よ、心あらば教えてくれ! なぜ、この世に生まれたのだ!」と。
こうしてメタルダーとネロス帝国との壮絶な戦いが始まった。


(Wikipediaより転載)

今から見てみると、結構斬新な展開ですよね。

最初から敵の構成はほぼ全て開示されており、いきなり大軍団で現れるネロス帝国軍は物凄いインパクトがありました。

しかも敵の幹部と戦う羽目になり、戦闘データの少なさから敗北

敗北のどん底から這い上がるまでが、1話の流れでした。

普通なら新ヒーローが無双で決める所を、敢えて敗北で締める。

そりゃ、起動したばかりでデータ蓄積もしていない新品が、熟練の達人に勝てる訳がありませんし。

新時代のリアルヒーロー誕生に、当時は沸き立ったモノです。

現在でも、ジバンジャンパーソンなどのロボットヒーローとしての先輩として不動の地位を確立していますね。

しかし、リアルな展開にするにはまだまだ時代が早すぎた様で、視聴率的に大苦戦

結果、路線変更及び放送期間短縮により大きく変化してしまう事に。

具体的には16話辺りから路線変更が行われた様で、サブタイトルの方向性があからさまな若年層向けに変わっています。

こういう傾向は他にも仮面ライダーBLACKや、ブルースワットなどでも散見されてたりも。

サブタイトルを見ていくと、ひと目で分かるのがミソです。

本当に大人の視聴にも耐える、リアルな設定の特撮が登場するのは、平成仮面ライダーシリーズの登場を待たなければなりませんでした。



(;´∀`)




さて、メタルダーはメタルヒーローシリーズ初めてのアンドロイドヒーローですね。

作品のフォーマットも今までとはガラリと変わり、大型メカなどが登場しなくなっています。

ストーリーにある通り、製造されたのはなんと第2次世界大戦中!

こんな時代に、現代すら超える技術があったのが何とも恐ろしい事ですな。

しかし、あまりの性能に「こりゃアカン」と判断され、現代まで封印されていました。

もしメタルダーが量産されていれば、大きく世界の歴史が変わっていたと思うのですが。

まあ、製造していた古賀博士自身がどちらかと言えば戦争反対主義だったのでしょうね。

息子が戦死した事への憤りと怒りに任せて作ってしまったものの、寸前で我に返って辞めたみたいな感じですか。

かくして、世紀の大発明は42年も眠り続ける事に。

その後、博士の元助手の凶行に対向する為、遂に復活を遂げます。

総合性能は異常な程に高く、42年も元助手が研究し続けても超えられないレベルでした。

おまけに自己学習で限りなく強化されて行く仕様になっており、、まるでRPGのキャラクターみたいです。

こんな化け物である事も知る筈も無く、第一話で完全破壊を確認せずに帰還してしまったネロス帝国。

その後も42年前の遺物と侮ったのか、ちまちまと戦力を単騎でぶつける事に終始。

この方針のミスが、帝国の崩壊に繋がるとは誰も予想していませんでした。

メタルダーのボディは超金属サイコメタル製であり、優れた防御能力を約束します。

特筆すべき点は「精神波」なるものによって、自己進化が可能な事でしょう。

これは、メタルダー自身が「学習」する事で発生。

サイコメタルの名称から、その精神波を受けて自己を強化出来る様なシステムになっていると思われ。

まず自律を司る自省回路が強化され、バランスを取る為に戦闘回路の強化が行われる模様。

從って、外部からの改造などでは強化が出来ない様になっています。

まあ、パワーローダーみたいなのを装着させて強化する事は可能でしょうが。

余談ですが、この「自省回路」は所謂キカイダーで言う「良心回路」のオマージュでした。

汝の敵をも愛せ」という博士のポリシーにより、内蔵されたモノですね。

で、これによって人間以上の倫理観を持ち、殺人などを犯す事のないアンドロイドとして設計されています。

なので、敵が中身人間であるヨロイ軍団員などの時は殺さずに終わる事に。

斬新ではあるのですが、やはりこの時代では視聴者はまだ面倒な縛りとして捉えられた様で。

確かに、これまでと違い敵を完全に倒さないとなると、カタルシスが中々得られませんしね。

それでも貫いていれば、メタルダーはある意味神作品となったかも知れません。

ですが視聴率低下には勝てず、ひっそりとこの設定は変更されてしまいました。

なので、路線変更以降は敵が人間のヨロイ軍団員だろうが、サクサク殺す様になっています。

これでは「殺人機メタルダー」ですな。



(;´д`)トホホ…



まあ、あまりの人間の邪悪さに回路が自らを書き換えたのでしょう。

それは置いておくとして。

動力は古賀博士が発見した、超重力エネルギー「KOGA-X

地球を「大きな磁石」に見立て、その磁石的性質を利用した超エコロジーなエネルギーですね。

廃棄物も排気ガスも出さない上に、破壊されない限り永久的に動く事が可能です。

実用化されていたら、石油やウランはいらない子になっていた事でしょう。

決して某唐傘お化け少女が回転して起こしている訳ではない。

ただし、重力下でしか活動できない事と、制御装置が損傷するとコントロール不能になって地球を破壊するレベルの大爆発を起こす欠点もありますが。

…そりゃ、封印される訳ですな。

まあ、後者の欠点は路線変更のせいで急遽出来たモノですけどね。

なんせ、路線変更前は敵と相打ちする予定だったそうですし。

そもそも初期の戦闘も辛うじて勝つか、相打ち引き分けが多かった気が。

それはさておき。

メタルダーは普段「剣流星」なる人間に擬態していますが、いざ緊急時になれば「怒る!」の叫びと共に、頂点に達した感情エネルギーが彼をメタルダーへと「瞬転」させます。

瞬転が完了した後、右手をかざして左手で掴み、次に左手をかざして右手で掴む仕草非常に好きでしたね。

意味としては、掴む際に赤と蒼に輝く事から、機能チェックを行っているモノと思われます。

擬態時でも人間を遥かに超える能力を持ちますが、瞬転後は更に強力なパワーを行使する事が可能に。

ただし、製作者の意向により武装は殆ど施されていません

なので、銃刀法にも触れず安心安全ですなw

唯一の武器は、内蔵兵器である「レーザーアーム」のみ。

腕を超振動させる事でレーザーを発生させ、万物を切断する強烈な威力を誇ります。

基本的にこれによる一閃が、トドメとなる事が多かったですね。

天に右手を掲げ、レーザーアームを起動させる様は非常にカッコ良かった記憶が。

更に飛び道具が無い分、体術に秀でています。

超重力エネルギーを開放して放つGキックは、100トンの岩すら一蹴

それを応用し、回転しながら放つ両足キック「メタルトルネード」は、まさに必殺と言えるパワーでした。

そして、自らをドリルと化して突っ込む回転パンチ「メタルボンバー」も強烈ですね。

自分のボディそのものを兵器と化して、メタルダーは戦い抜いたのです。

尚、設定上は防御用のバリアもあった様ですが、EDフィルムで使用されただけで本編には登場せず

これはちょっと残念ですが、これが使えたらマジで無敵でしょうしそれで良かったのかも。



(´ε`;)ウーン…




さて、メタルダーは前述した通り普段は「剣流星」なる若者の姿に擬態しています。

その姿は古賀博士の死んだ息子の生き写しであり、何か鉄腕アトムを思い出しますね。

まあ、天馬博士みたいに売り飛ばす事などせず、封印に留めておきましたが。

能力としては人間を遥かに超えるポテンシャルを秘めており、どんな事でも瞬時に学習して身に付ける事が出来ます。

具体的に言えば、スポーツの名選手の映像を視ただけでそれをトレース出来ると言った感じですね。

何とも羨ましい事です。

記憶容量も今のコンピュータでさえ追い付いていないレベルであり、42年の空白を埋める際もあっという間でした。

性格は素朴な青年そのものであり、争いを好まない穏やかなモノになっています。

何か発声装置に異常でもあったのか、声が瞬転前と後でコロコロ入れ替わったりもしていましたがw

当初は何も知らない真っ白な状態でしたが、様々な事を学習し人間と触れ合う事で成長して行きました。

終始ネロス帝国の野望を挫く為に行動しており、その人柄などに惹かれて帝国を脱退したりする敵も現れたりしています。

出会いと別れを繰り返しながら彼は戦い続け、遂に宿願であるネロス帝国撃滅に成功

しかし、それと引き換えに人間への擬態能力を喪失

再起を仲間たちに約束し、ひっそりと姿を消したのでした。

何というか、寂しい終わり方ですよね。

ちなみに「スーパーヒーロー作戦」の方でもゴッドネロスとの戦闘後、メタルダーが使用不能になってしまいます。

原作再現とは言え、あれはちょっと頂けませんね。


(´・ω・`)




メタルダーを製造したのは、天才科学者「古賀竜一郎

戦時中、助手の技術少佐・村木國夫と共に機械兵士製造の為の研究を重ね、遂に超人機メタルダーの開発に成功。

しかし、その超絶能力に恐怖しメタルダーを封印

自身もアメリカへ渡ってしまいました。

ですが、元助手がネロス帝国を興し悪事を働いている事を察知。

かって自分が彼に教えた機械技術が悪に加担している事を憂い、その野望を阻止するべくメタルダーを再起動します。

その後、ストーリーにある様に死亡

彼の遺志を継ぐべく、メタルダーは戦いの海に漕ぎ出す事になりました。

そしてメタルダーの良い相棒であるロボット犬「スプリンガー

ドーベルマンを模して製造されたロボット犬で、主に基地におけるメタルダーの修理及び整備を仕事としています。

元々は実験機として製造された彼ですが、人語を解し情緒を理解するなど性能は非常に高いですね。

アドバイザーとしても有能で、未熟なメタルダーにとって無くてはならない存在でした。

AIBOもびっくり。

また、何故かロボットアニメが大好きで、暇さえあればコン・バトラーVなどを視聴していました。

最後まで特に破壊される事も無く、去って行くメタルダーに從って姿を消しています。

で、メタルダーの人間面での成長に大きく関与したのがヒロインの「仰木舞

職業はカメラマンであり、メタルダーが博士の次に出会った人間でもあります。

明るく物おじしない性格であり、メタルダーの素性を知った後も変わる事無く協力し続けました。

結構ちゃっかりした所もあり、メタルダーに頼んで忍者の真似事をして貰い、それを記事にした事も。

この事が後に分身の術を編み出す切っ掛けになるのですから、何が幸いするか分かりませんね。

メタルダーに好意を抱いていた様ですが、彼が去った事で叶わぬ恋となってしまいました。

最後に、非力ながらもメタルダーに協力して戦った「北八荒

本業は新人モトクロッサーですが、元暴走族であり結構荒っぽい所もある青年です。

当初は舞に想いを寄せており、メタルダーを恋敵と見て敵視していました。

しかし、事情を知った後は「ネロスハンター」を名乗り、メタルダーに協力する事に。

元暴走族だけあってバイクの腕は確かであり、腕っ節もそれなりに強かったですね。

ただ、流石に敵のメイン戦力である軍団員には力及ばない為、イマイチ決められない所も。

わりとヘタレな所もある二枚目半と言った感じですが、過酷な戦いにめげる事無く最後までメタルダーに付き合っています。

時には敵の注意を惹いて、メタルダーの瞬転の手助けをした事もありました。

最後はメタルダーの頼みを涙ながらに聞き入れ、地球破壊を防ぐ為メタルダーの超重力エネルギー制御装置を破壊しています。

この2人の友情からの行為が無ければ、世界は滅んでいただけに重要な存在でしたね。

その後、全てに絶望しロボット帝国ネオギルドを設立したかどうかは不明。




(`・ω・´)





メタルダーの戦力としては、まず基地であるシルバーカークスが挙げられます。

富士風穴の奥深くに位置しており、メタルダーもここで眠っていました。

普段はスプリンガーが常駐しており、メタルダーの整備などを行います。

また、2大マシンを格納しており、発進の際は格納庫が地上に露出

メタルダーにとって無くてはならない秘密基地でしたが、残念ながら36話で敵の攻撃を受け消失してしまいました。

ここから発進するのが、まず専用バイクであるサイドファントム

キカイダーのオマージュなので、サイドカーは外せませんね。

自動操縦も可能な上、飛行も可能と言うあまりにもスーパー過ぎるバイクでした。

宇宙技術だと普通なんですが、これが42年前の技術と考えると凄いを通り越して呆れてしまうレベルですね。

敵の攻撃でも破壊される事も無く、36話では八荒の運転で脱出しています。

そしてもうひとつのマシンがメタルチャージャー

外見は普通の乗用車ですが、動力に超重力エネルギーを使用しているエコロジーカーです。

更に変形する事で飛行も可能ですが、サイドファントム同様に武器は搭載されていません

サイドファントムよりは、イマイチ出番が少なかった様に思います。

尚、外見が6代目マツダファミリアに酷似していますが、すごかがでは古賀博士がデザインをマツダに提供したのではないかと推察されてましたね。

42年前に製造されたマシンと同じと言うのもなので、あの世界ではそうなんでしょう。



'`,、('∀`) '`,、




メタルダーの敵は「ネロス帝国

帝王ゴッドネロスを首魁とする、死の商人的組織です。

キカイダーの敵である「ダーク」もそういう組織だったので、これもオマージュなんでしょうね。

表向きは超巨大な複合企業「桐原コンツェルン」であり、最終的な目的は軍事的及び経済的な面からの世界征服でした。

とにかくありとあらゆる悪事を働いて汚く金を稼いでおり、法治国家日本の中に強大な軍事的組織を結成、日々野望の為に働かせています。

特筆すべき点は、メンバーに階級制が導入されている事。

当然ながら手柄を立てたモノや強いモノ程上級におり、待遇も違って来ます。

なので、基本的にメンバーは出世を目指して競争意識を持ち、切磋琢磨していました。

詳細は、凱聖(がいせい)をトップとし、以下、

豪将(ごうしょう)

・暴魂(ぼうこん)

・雄闘(ゆうとう)

・爆闘士(ばくとうし)

・激闘士(げきとうし)

・烈闘士(れっとうし)

・強闘士(きょうとうし)

・中闘士(ちゅうとうし)

・軽闘士(けいとうし)

の順で並んでいます

それ以下の存在も何人かいますが、概ね戦力としては数えられていません

首領であるゴッドネロスは、前述の通り元陸軍技術少佐・村木國夫でしたが、終戦後戦犯にされる事を恐れて海外へ逃亡

上手く逃げおおせた彼は顔と名前を変え、アメリカのマフィアに所属して荒稼ぎし資金を調達。

桐原剛造」となった彼は、日本に戻り桐原コンツェルンを設立。

同時に師から盗んだ技術を以って「ネロス帝国」を結成、以後世界征服に向けて動き出します。

普段は人間として活動していますが、秘書に「私を夜の闇に包め!」と命じる事により、醜悪なる帝王「ゴッドネロス」へと変貌。

自社ビルの地下に築かれた本拠地「ゴーストバンク」から、世界征服に向けて各軍団へ指令を下していました。

その計画は成功しつつありましたが、師である古賀博士がメタルダーを再起動した事で計画に支障をきたします

博士は抹殺に成功したものの、メタルダーの破壊には失敗

以後、超兵器メタルダーの前に幾度も苦汁を舐めさせられる羽目に。

と言うか、42年前に師匠が製造したアンドロイドに結局勝てなかった辺り、技術者としては師匠に遠く及びませんでした。

ですが、製造したロボットはきちんとを持っており、相当なオーバーテクノロジーを誇っていた事が分かります。

自身にもかなりの改造を施しており、メタルダーとの最終決戦ではそれが猛威を奮いました。

恐ろしく冷酷非情な性格をしており、作戦の成功の為には他人を平気で犠牲にします。

弱者を憎み、力こそ正義を地で行く悪そのものですね。

最終決戦の前にも自身の影武者を犠牲にして死亡を装ったりと、悪知恵の働く事この上ありません。

まさに、「吐き気を催す邪悪」そのものと言えましょう。

ただ無能とは程遠く、人材を上手く使いこなす事には長けています。

そのお陰か、大体の軍団員には尊敬され敬愛はされていた模様。

まあ、全ては自分の野望の為ですが。

なので、当然ながら綻びも生じ何人もの裏切り者を排出したりもしていますね。

最後はメタルダーと一騎打ちを演じ、超重力エネルギー制御装置を破壊して勝ち誇りますが、それがフラグとなってしまいます。

メタルダーが投げた古賀竜夫の形見の短剣で怯んだ所を、怒涛のレーザーアーム二連を喰らい、その野望に満ちた生涯を閉じました。

ちなみに、放送期間短縮が無ければ更なる黒幕が用意されていた様で。

ゴッドネロスを改造した影の組織が設定上に存在しており、それが登場する予定でした。

これが実現していれば、現在におけるメタルダーの評価は大きく変わっていたのではないかと。

非常に残念です。



(´・ω・`)



ネロスの下には4大軍団が存在しており、それぞれを軍団のトップである凱聖が統率しています。

まず、メタルダーを一度は退けた凱聖クールギン率いる「ヨロイ軍団

その名の通り、身体を改造した人間が強化服をまとっているのが特徴ですね。

ただし、元が人間なので戦闘力的にはそれ程高い訳ではありません

当然ながら人間臭い奴が多く、それ故にイレギュラーな行動に走る事もしばしば。

トップのクールギンからして、正々堂々の戦いを好む剣豪でした。

部下への慈悲も深く、非常に尊敬されています。

剣の腕はメタルダーを退けた事からも確かであり、彼以外にヨロイ軍団の凱聖は務まらないでしょう。

ですが、彼にはとんでもない秘密がありました。

それは、帝王ゴッドネロスの影武者である事。

クールギンの仮面の下に、更に桐原の顔を付けていた訳です。

そのせいもあって、本人は37話を以ってゴッドネロスの代わりにメタルダーと戦い戦死してしまいました。

以降のクールギンはネロスの変装であり、クールギンとは違う汚い手も使っています。

ヨロイ軍団員は前述した通り、かなり個性の強い連中ばかりでした。

まず豪将タグスロン・タグスキー兄弟は幾度もメタルダーと戦い、そのコンビネーションで窮地に追い込んでいます。

ですがやはり中身が人間のせいか後一歩押し切れず、自省回路の設定変更もあって無残な戦死を遂げてしまいました。

設定変更前は唯一の人間軍団だけあって、殺されないのが強みでしたのに。

その自省回路の設定をぶっ飛ばしたと言われているのが、暴魂ヒドーマン

名前の通り非道であり、ありとあらゆる卑怯な手を使う極悪人でした。

ちょうどこの回で設定変更が行われたせいか、このヒドーマンのせいで自省回路がブチ切れて、メタルダーが殺人に走る様になったのではないかと、ファンの間でされていましたねw

また、メタルダーと正々堂々の戦いを望んで作戦を放棄した雄闘バーロック

戦いの中でメタルダーと分かり合い、後に味方としてメタルダーの窮地に駆け付ける事になる激闘士ベンKなどが印象深いですね。

特にベンKはその名の通り弁慶に似た姿をしており、重い武器を使うパワータイプの戦士です。

3話でメタルダーと戦いますが、その過程で改心

13話で再登場するまで、贖罪の為に供養の旅を続けていた事が語られます。

そこでヒドーマンの卑怯な手に苦しめられていたメタルダーを助け、敵の軽闘士・影数人とたった一人で交戦。

メタルダーが駆け付けた時には、人質を守り切り、弁慶の如く立ち往生を遂げていたのでした。

その雄姿の前に、メタルダーが改めてネロス帝国殲滅を誓ったのは言うまでもありません。



(`・ω・´)ゞ




次に紹介するのは「戦闘ロボット軍団

メタルダーの異母兄弟とも言うべき存在であり、安定した戦闘能力を誇る組織の花型とも言える軍団です。

トップは凱聖バルスキーであり、彼もまたクールギン同様に強大な戦闘能力を持ったリーダーです。

非常に部下思いな性格をしており、「責任は俺が取る」の口癖通り、良く部下を庇ったりもしていました。

なので部下からは深く信頼されており、軍団としての絆も強固です。

使命ではなく信念を持って戦うメタルダーに対しては憧れにも似た感情を抱いており、自身の立場と比べて苦悩する事も。

そう言った感情の豊かさもあり、彼の下には様々なロボットが所属し物語を盛り上げました

彼自身は幾度かメタルダーと交戦した後、強化改造され最強の座を賭けて一騎打ちを所望

凄まじい激戦の末、紙一重の差でメタルダーに敗北してしまいます。

そして「誰にも利用されずに、俺たちの分まで生きろ」と言い遺し、爆発四散して果てました。

サヨナラ!

軍団長らしい、堂々たる最後だったと思います。

そのせいもあって、非常に人気の高いキャラクターですね。

その他の軍団員も個性豊かで、様々なドラマを作り上げています。

まず、唯一戦闘ロボット軍団からメタルダーの仲間になった暴魂トップガンダー

バルスキー同様に正々堂々の戦いを好む勇者であり、狙撃に特化した恐るべきスナイパーでもありました。

それ故に勝負の際もネロス軍団の掟に背いてまで、正々堂々と戦ったのです。

敗北後、掟を破った罪で廃棄処分にされそうになりますが、メタルダーとの再戦への執念で脱出

しかし追手のせいで傷付き、宿敵であるメタルダーに助けられます

その場は助言だけして去りましたが、中盤以降で再登場した時は完全に帝国と縁を切っていました。

以後、友として共闘する事が多くなります。

漆黒のボディに太く強化された右腕、そして独眼と非常にカッコイイキャラでしたね。

武器は大型ライフルですが、後に左腕から強烈なパンチを繰り出す事も可能に。

良き友としてメタルダーと共に戦場を駆け抜けた彼でしたが、別れはにやって来ました。

ネロスがクールギンを偽ネロスとしてメタルダーに倒させた後、クールギンに化けてメタルダーを背後から奇襲したのです。

汚いなさすがネロスきたない。

それをとっさに庇ったトップガンダーでしたが、その傷はメイン回路にまで達していました。

かくして、黒きスナイパーはメタルダーに看取られながら、完全に機能を停止したのです。

この後、彼のが作られ、愛用の大型ライフルはその墓標となりました。

今でも、トップガンダーのファンは多いと聞きます。

メタルダーとの息詰まる攻防戦も、非常に素晴らしい好勝負でしたしね。

続いて、トップガンダーに激しいライバル心を抱いていた暴魂クロスランダー

元々は激闘士でしたが、手柄を立てた事で暴魂に昇格しています。

性格は正反対であり、卑劣で陰険と良い所がありません。

おまけに部下の戦果も独り占めと、最早ゴミクズを絵に描いたような存在でした。

デザイン元はボツヒーローのリサイクルだそうで、そういう辺りも何か悲しいですな。

スナイパー型のトップガンダーとは違い、こいつは2丁の銃を扱うガンマン型の戦闘ロボットです。

当初は派手な頭部をしていましたが、メタルダーによって破壊されてしまいました。

この事から失敗を責められ廃棄処分寸前になるも嘆願し、頭部を修理し復帰

…するものも、またも頭部をトップガンダーに破壊されたりとイマイチ戦果が奮いません。

その後も度々登場しては卑怯な作戦を繰り返していましたが、遂に33話においてメタルダーのレーザーアームの前に散って逝きました。

何と言うか、大口のわりに実力がイマイチ伴わないタイプだった気が。

で、忘れてはいけないのが爆闘士ゴチャック

帝国随一の格闘技の使い手と言われ、メタルダーとも激しい名勝負を繰り広げています。

ゴチャックロック」と言われる、敵の首を捩じ切る恐るべき技などを以ってメタルダーを完全破壊寸前まで追い詰めました。

最期に、元豪将でありゴチャックの師でもあるビックウェイン

相当な古強者ですが、今は引退して修理ロボットとなっています。

かっては「伝説の巨人」(イデオンにあらず)とまで呼ばれた勇者でしたが、戦い続ける事の虚しさに気付き一線を退いていました。

それが高じて逃亡する事になりますが、その際に弟子のゴチャックがそれを手引き

その事がバレてしまい、ゴチャックは反逆者として処刑される事に。

自分のせいで弟子を見殺しには出来ないと、ビックウェインは命じられたメタルダー打倒の為に動き出します。

呼び出しに応じたメタルダーとの激しい戦闘を繰り広げて、レーザーアームにさえ耐えて魅せました

しかし、伝説の巨人は遂に力尽き、静かに散って逝きます。

永かった…全てが…さらばだ

その言葉を遺して。

この戦闘がバルスキーの心を動かし、ゴチャックは助命される事になります。

特筆すべき点は、この回でメタルダーは本当に冒頭と最後に瞬転済みの姿でしか登場しない事でした。

殆どは戦闘ロボット達の仮面劇で進行し、一人も人間が出て来ない回だったから驚きです。

それでも非常に見応えがあり、戦闘ロボット軍団がより魅力的に見える神回だったと思いました。



(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン




4大軍団3番手はモンスター軍団

これまでの軍団とは違い、ミュータント合成生物がメインのナマモノ軍団です。

特徴としては兵器として創造されたせいで成長こそ早いものの、老いて死ぬのも早い欠点を持っていました。

軍団のモットーが「口八丁・手八丁 卑怯未練恥知らず」という酷いモノのせいか、ろくでもない連中が揃っているから困る。

トップは凱聖ゲルドリングで、こいつがまた関西弁と広島弁と名古屋弁が入り混じった変な言葉使いをする変人でした。

性格も最悪で、他の軍団の妨害は勿論、出来るだけ自分の手を汚さず目的を達成しようとしたりと薄汚さ満載

そのせいで、他の軍団長とも折り合いが良くありません

部下に対しても人望ではなく地位と恐怖で縛る様なやり方を行い、その一方で部下の手柄を宣伝し功を誇ると言う情けなさ。

クロスランダーも大概でしたが、こいつは真性のゴミクズですな。

ただ、目からの光線、手からの粘液弾、メタルダーも貫く口からの触手、火炎、溶解液、透明化能力と能力は多彩で口だけではない事は確かです。

最後は二度に渡ってメタルダーに挑みますが敗北、レーザーアームで葬り去られました

何と言うか、こいつ程倒された時「ざまぁwwww」と思った幹部は居なかったですね。

その他の軍団員は出番こそ多いし奇妙な姿が目を引きますが、大きな活躍をしたモノは少なかった気が。

その中でも軽闘士ヘドグロスと、その家族にまつわる話は別格でした。

このヘドグロス自体は実力的にも地位的にも低いのですが、こんなのにも彼女がいたりします。

で、こいつの夢は出世して彼女と共に幸せな家庭を築く事でした。

その為には手段を選ばなかったので、仲間内からも忌避されている始末。

しかし孤立無縁の中、たった一人でもメタルダーに立ち向かい、勇戦虚しく夢を叶える事無いまま散っています。

メタルダーもそれを評価しており、その後にヘドグロスの元カノであるウィズダムとその息子が登場した時には、彼女らを救いました

大体この辺りまでが、路線変更前の話だったと記憶しています。

4大軍団最後が、大火力を誇る機甲軍団

戦闘ロボットの中でも、機動力や火力に長けたモノが集められています。

量産されているモノも多く、更に支援戦闘にも優れており、他の軍団員を援護する事も多かった感が。

全ての軍団員にモチーフとなる兵器があり、そこがまたリアリティを醸し出しています。

特徴としては、頭部武器ユニットが着脱可能な点でしょうか。

いざとなったら重いパーツを排除し、格闘戦に移行するなり退却するなりが可能という事になります。

トップは凱聖ドランガーで、モチーフは戦艦でした。

全身が兵器の塊であり、全軍団一の攻撃力を誇っています。

性格は寡黙な軍人肌であり、そのせいか非常に地味な印象を受けました。

そりゃ他の軍団長がどいつもこいつも濃いので、自然とそうもなりましょう

ただこの方、意外と脳筋であんまり頭が良くない事が発覚します。

と言うのも、特に考えも無しにメタルダーと近接戦闘で決戦を挑んでいるからですが。

普通に全砲門を開いて集中砲火をかければ、もっと戦いを有利に進められたはずです。

なのに、何故無駄に大剣を振るって近接戦闘に望んだのでしょうか?

…どうも実は脳筋にありがちな自信過剰が高じて、メタルダーを軽視し過ぎたせいの模様。

バルスキーやトップガンダーの様に、正々堂々と戦うとかそういう気概で挑んだ訳では無さそうです。

結局、メタルダーのレーザーアーム二閃を喰らって脆くも敗れ去ってしまいました。

火力自慢の軍団長にしては、お粗末な最後ですよね。

他の軍団員もヘリがモチーフの雄闘バーベリィや、戦闘機モチーフの激闘士ストローブなどが良く支援や偵察に出撃しています。

最後に、一人だけ変わり者がいましたね。

それは戦車がモチーフの烈闘士ブルチェックの1号機で、何故かこいつは動物を愛する情緒を持っていました。

お陰で、メタルダーは奇妙な友情を感じる事になるのですが。



(;・∀・)



代表的な連中ばかり挙げましたが、他にも相当数の軍団員がおり、ネロス帝国の陣容の厚さが分かりますね。

戦闘員の役は一般軽闘士が担当しますが、所属軍団によって中身が違う様です。

帝国にはその他、多数の戦闘車両が配備されています。

機甲軍団以外は専用のバイクまで持っており、資金には困って無さそうでした。




玩具に関しては、メタルダーのアクションフィギュアを一体持っていた記憶があります。

それ以外は特に手を出していませんが、当時に腕に装着するレーザーアームの玩具があったら買っていたかも。

この作品の主題歌は御大ささきいさおが、EDは兄貴こと水木一郎が歌う名曲揃いでした。

どっちもメタルダーのメの字も登場しない歌であり、非常に斬新に感じましたね。

挿入歌もまあまあ良い曲揃いで、個人的オススメはやはり劇中で何度も使用された「瞬転!夢の戦士」及び「ダッシュ!サイドファントム」でしょうか。

後、ネタ枠でネロス帝国の歌がありますが、非常に面白いので一聴の価値ありですw





メタルヒーローの新たなる道を切り開くべく製作された「超人機メタルダー

結果的に微妙になってしまいましたが、それでも視聴の価値がある物語だと思います。



( ´ー`)フゥー...

theme : 特撮
genre : サブカル

comment

Secret

プロフィール

Kivagami

Author:Kivagami
玩具とネトゲ、そして仮面ライダーを始めとする特撮をこよなく愛する孤高人。
中でも悪のライバルキャラとか六人目とかに目が無い。
特撮系イケメンも好き。
クールガイなら尚大好物。
うさぎを始めとする小動物も好き。
現在、14匹の小動物に囲まれてお世話に奔走する日々。

現在ネトゲ流離い人、定住&安住の地を求めて旅は続く模様。
永遠の孤独(ソロ)という、非常にありがたくない称号を持っているらしい…?

注1:基本的にリンクフリー&トラックバックフリーですが、当ブログのテーマとかけ離れ過ぎな場合は削除しますのでご了承下さい。

注2:当ブログの趣旨は基本ツッコミですが、それに加えて「良いモノは良い、悪いモノは悪い」とはっきり述べるレビューブログでもあります。
決してモノを叩くのが趣旨のブログではありません。

注3:コメントの書き込みは基本的に歓迎いたしますが…
当ブログの趣旨を理解頂けていない書き込みだったり、明らかな捨てハンだった場合は警告無視とみなし、削除対象となる事を明記させて頂きます。
コメントをなさる時は、よく内容を吟味なされた上、ちゃんと名乗って頂ける様お願い申し上げます。
特に悪質な狂信者や荒らしだと判断した場合、通報及びアクセス禁止などの手段を執る事もありますので、その点を良くご理解下さいませ。

注4:最近ソフトバンクの携帯からの荒らしコメが良く来るので、一時的にアクセス不能にしてあります。
なのでお手数ですが、それ以外かPCからのアクセスをお願い致します。

注5:このブログに使用されている文章及び画像の無断使用を禁じます。

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

UNIQLO CALENDAR

里親募集WhiteCat

小動物図鑑

リンク

RSSフィード