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世界忍者戦ジライヤ回想録。

今回は、メタルヒーローでまさかの忍者モノの「世界忍者戦ジライヤ」を取り上げます。



この作品を初めて見た時は、流石に唖然としました。

ちなみに前作のメタルダーが打ち切りだったせいで、以降のシリーズはお馴染みの1月開始になったそうで。

取り敢えず、まずはストーリーを。


世紀の秘宝“パコ”を手に入れるため、悪の忍者・妖魔一族が行動を開始した。代々パコを守り通してきた戸隠流忍者の宗家・山地哲山は、自分の養子である山地闘破にジライヤスーツを与え、パコを守ることを命じた。
闘破は戸隠流正統・磁雷矢(ジライヤ)を名乗り、妖魔一族、そして世界中から挑んでくる様々な世界忍者たちと戦いを繰り広げる。


(Wikipediaより転載)


まず、一番のツッコミ所は「世界忍者」でしょう。

どうもこの世界線では、忍者が世界中にいる事になっている模様。

しかも別に日本から散ったとかそういうモノではなく、世界各所で自然発生した様なのです。

最早この時点で意味が分かりませんね。

まあ、この作品があったお陰で後の「機動武闘伝Gガンダム」に登場した某ゲルマン忍者も特に違和感無く受け入れる事が出来たのですがw

ちなみに、こんな無茶な設定にしたのは、本作放映の1988年に開催されたソウルオリンピックネタを取り入れ、忍者オリンピックみたい事をしたかったからだそうで。

それにしても、やっぱり相当無茶な気がします。

この作品に比べたら、忍殺なんぞ可愛いモノでしょう。



(;´Д`)




さて、このジライヤはメタルヒーローの中でも相当な変わり種です。

まず、変身に掛け声も無ければ設備も使わないのはメタルヒーロー初でした。

ではどうやって変身するのかと言えば、普通に自分で着るんですよね。

何かスパイダーマンを思い出しますな。

この後の作品でも変身には変化球が続き、変身を最後まで見せない奴とか、そもそも変身しない奴とかも出て来ますが。

また、このメタルヒーローらしくなさが問題になり、一時期はメタルヒーローとして認められて無かった事も。

勿論現在ではちゃんと公式にナンバリングされていますが、異色過ぎてそういう扱いになった事もある作品でした。

で、ジライヤスーツなんですが困った事にスペックがまるで不明なんですよね。

なので、防護服以上の性能があるかどうかは全く不明なのです。

元は異星人の宇宙服だった様なので、マジで防護服でしかない可能性がですが。

しかも、宇宙服にしては露出箇所が多すぎるので相当改造が施されていると見ていいでしょう。

異星人のテクノロジーで作られた素材を改造してしまう辺り、戸隠流忍者の科学力(?)も大概ですね。

ジライヤスーツは防護服なので、内蔵武器はありません

物語途中でジライヤが敗北し、追加パーツが製造された時にも武器が内蔵される事は無かったです。

ただし、武装自体は追加されました。

それが「ジライバスター」です。

名前が何故か英語風の上、まさかの光線銃なのに何故か「山地家伝来」の武器なんだそうで。

幾らなんでも光線銃を製造出来た訳はないので、これも宇宙人の遺産と考えて良いでしょう。

ぶっちゃけ、これ1丁とジライヤスーツがあれば戦国時代を統一する事も可能だったのではないかと。

それをしなかったのは、この戸隠流忍者が忍者の中でも非常に特異な存在だったからですが。

そもそも忍者とは、今で言う「諜報員」です。

基本的にどこかの大名の家臣団に所属するか、または雇われる事で活動していました。

お仕事は上記の諜報活動の他、撹乱に潜入、暗殺とありとあらゆる事をやる何でも屋的側面を持っています。

基本的に戦闘はメインでない為、忍術と呼ばれる遁走術が発達しました。

火遁の術水遁の術など、術の全てに「」が付いているのがポイントですね。

この忍術を駆使して、生きて大切な情報を持ち帰る事が忍者の主な使命だったのです。

勿論中には自爆テロ紛いの命令を受けたり、警備員代わりに働いていた忍者もいたみたいですが。

何にせよ、忍者の活動に欠かせないのが資金を出してくれる雇い主です。

これ無しに、公的に忍者が活動する事はありえないと言って良いでしょう。

生きていく為には、まず先立つ物が必要ですし。

かの「仮面の忍者 赤影」も、木下藤吉郎に雇われた忍者でした。

その後雇い主が織田信長に変わった事もありましたが、基本的に雇われて活動しています。

有名な「真田十勇士」も、当然ながら真田幸村の家臣なので言わば雇われですよね。

まあ勿論、人間ですし私怨の為に動く忍者も居たでしょうが。

師匠が殺されたので、戦いの旅に出た「快傑ライオン丸」がそれに当たりますね。

仇討ちは美徳とされた時代もあったので、これも自然と言えば自然です。

しかしながら、戸隠流の様に「見えない悪を倒して平和に変える事」(EDより)を使命として動くなどと言う事はまずありえません

バットマンの如く凄いお金持ちだったならともかく、忍者は非常に身分が低く、超貧乏な事が殆どです。

忍者の中でも勝ち組と言える服部半蔵にしろ、その身分はかなり低かったですし。

そんな状態なのに、日本征服を企んだり守護したりとか絶対に不可能だと思うのですが。

なので、この物語に登場する「戸隠流」なる忍者は、で普通に何処かの大名なりに雇われて食い扶持を稼ぎながら、で自主的に治安維持の為の活動をしている稀有な存在と見ていいかと。

主人公の山地闘破にしても、アルバイトなどで家計を助けたりしています。

そんな高潔な思想を持って動いているなら、ジライバスターやジライヤスーツを使って天下統一なんて邪な事を考えたりする事も無いでしょうしね。

閑話休題。

ジライヤスーツは当初目の部分が開いていましたが、強化された際に追加パーツによって塞がれています。

その他肩当て、喉当て、膝当てが追加され、より重厚な姿に。

総合的な防御力も上昇し、以降は敵の忍者に遅れを取る事はありませんでした。

メイン武器は「磁光真空剣」と呼ばれる、特殊なです。

この武器もどうも宇宙人由来のモノらしく、かなりのオーバーテクノロジーを以って製造されていました。

まず、宇宙人の血を引く山地闘破にしか真の性能が引き出せません。

凡人が使った所で、ただの少し切れ味が良い刀です。

しかし、ジライヤの手にかかるとこれがレーザー刀に変化します。

こうなるともう無敵で、どんな防御をしようと紙の様に斬り裂かれてしまう事に。

ジライヤはこの武器を手に、ザックザクと敵忍者を斬殺して行きました。

普通なら殺人罪に問われる所ですが、どっこいこの刀で斬られたモノは大抵7色の光に包まれて消滅してしまうのです。

証拠も残らないので、完全犯罪成立ですね。

メタルダーといい、この作品といい、まだヒーローが悪人を殺しても特に問題が無かった時代でした。

恐らくは、悪党の手先がバタバタ斬られて死ぬ時代劇の影響が強かったと思われ。

あれも、後始末が大変でしょうねぇ。

なんせ、屋敷に侍の死体がゴーロゴロですし。

まあ、流石にこの後はヒーローが人間を殺す様な展開は激減して行くのですが。

次作を跨いで作られた「スーパーレスキューシリーズ」なんかが、その走りなのでしょうね。

それはさておき。

基本的にジライヤはこの磁光真空剣をメインに戦い、様々な剣技を繰り出して敵を葬って行きました。

一番多用されたのが「磁光真空剣・真っ向両断」でしょう。

その字の如く、真正面から敵をズンバラリする必殺技です。

大抵はダメ押しとばかりに横薙ぎして、容赦無くトドメを喰らわしています。

派生技として、横薙ぎしてから更にに斬る「横一閃」などもありました。

OPの開始時に手裏剣を投げていますが、本編ではあまり投げなかった印象が。

そして妙な忍法なども特に使用せず、怪しげな敵忍者に比べたら真っ当に戦っていたと言えます。

流石、現役忍者が指導に当たっていただけの事がありますね。

後、OPで何故かオフィスビルの中を強行突破して移動してましたが、アレに意味はあったのでしょうか?

割ったガラスもほったらかしですし、何ともヒーローらしくない行動でした。

この行為のせいで、私の周囲ではジライヤをジアゲヤ(地上げ屋)に変えて替え歌を作るのが流行ったりもw

この地球を買い占める、そんな巨額のお金が欲しい~♪

なるほど、忍者に地上げ行為されたら、もうどうしようもありませんしね。


'`,、('∀`) '`,、



ジライヤに変身するのは山地闘破

19歳の若き忍者であり、その素顔は明るい普通の好青年です。

山地家の養子であり、弟や妹とは血が繋がっていません

両親は既に悪の忍者により殺害されており、中々ヘヴィな人生を歩んでいます。

宇宙人の子孫でもあり、その血のお陰で磁光真空剣を起動させられる資格を持っていた事もあって、ジライヤに選ばれたのでしょう。

身体能力は非常に高く、基本的に自分の能力のみで敵と戦う所がこれまでのメタルヒーローと違う点ですね。

まあ、この世界の忍者を普通の人間と言っていいかは怪しい所ですが。

ぶっちゃけ、忍殺に登場するトンデモNinjaと大して変わりがない気もします。

それはともかく、何度も強敵にぶち当たっては挫折と再起を繰り返し、成長して行きました。

そして宿敵妖魔一族を滅亡に追い込み、秘宝パコを宇宙に返す事に成功しています。

しかしながら、現在に至るまでゲームなどで登場した事はありません

唯一、スーパーヒーロー大戦Zで、ゴーカイグリーンがゴーカイチェンジした際に登場したのみですね。

これも出番は必殺技を放つ程度で、活躍と呼べるモノではありませんでした。




(;´∀`)




ジライヤを支援する人々としては、まず義理の父親であり師匠でもある山地哲山が挙げられます。

演じていたのは実際の忍者でもある初見良昭氏であり、技術指導も行っていた模様。

なので、ジライヤ側にはトンデモ忍法が比較的少なかったのでしょう。

本編でも忍者道場を開いていますが、イマイチ流行っていなかったですね。

アメリカで開業した方が、恐らく儲かるのではないかと。

基本的に戦闘はジライヤに任せ、助言やバックアップなどで大きな力となっています。

尚、奥さんの早苗は妖魔一族との戦いに巻き込まれて死亡していたり。

その悲しみにも負けず、闘破を実の子供同然に育て上げた手腕は評価されていいと思います。

後、東方不敗並にクッソ強い事でも有名ですな。

ジライヤスーツなど着なくても異様に強く、敵幹部クラスですら生身で粉砕するのですからその強さ推して知るべし

こんなに強いのに、なんで毒斎如きに手こずっていたのかが不思議な位です。

で、山地家の実の子である学とケイですが、個人的に殆ど記憶にありません

学はまだ幼く、完全に足手まといであり、ケイの方も闘破を好きな設定がイマイチ活かされておらず、他にもくノ一が居た事もあり空気と化していた気が。

ただ、ケイの変身後である「姫忍 恵美破」ってどこから取った名前なんでしょうか?

ってのも意味不明ですし、恵美って誰?と首を傾げざるを得ません。

なんだかなー。

山地一家以外の味方としては、まず貴忍 麗破こと柳生 レイでしょう。

この人は闘破同様に宇宙人の子孫であり、同時に闘破を守る役目を帯びた忍者でもありました。

その事もあって、この人の方がどちらかと言えばヒロインに近かった気が。

職業は国際秘密捜査官であり、更に特殊能力が目に備わっていました。

ただし使いすぎると相当負担がかかる様で、一時期記憶喪失になって戦線離脱していた事も。

で、この人の相方が同じく国際秘密捜査官の槍忍 突破こと飛鳥竜

地味ながら、堅実に槍を使った技を得意とする忍者でしたね。

ただ、出番的にはイマイチ少なかった気がします。

そして、個性豊かな「世界忍者」達も時には味方、またある時はとして劇中狭しと暴れ回りました。

味方となった世界忍者では、まず城忍 フクロウ男爵が代表的でしょう。

忍者と称していますが、その姿は騎士みたいなイギリス忍者です。

ナイトサポ忍みたいなもの?

英語混じりの奇妙な言葉使いをしますが、その目的は日本で殉教したキリシタンの供養と至極真っ当なものでした。

愛剣・十字王剣十字架形手裏剣を使いこなす中々の強者であり、最終決戦にもいち早く駆け付けてジライヤに味方しています。

登場も第一話と最速であり、インパクトのある姿と共に記憶している人も多いはず。

次にアメリカ出身の世界忍者、爆忍ロケットマン

元々はに所属しており、ベトナム戦線などで功績を立てたりしていました。

その容姿は白いロケット型の頭巾が特徴的で、更に火薬を扱うエキスパートです。

使用武器もロケットランチャーにミサイル手甲と火力重視であり、更に背中のロケットランチャーで飛行する事も可能。

その反面、接近戦にはあまり強くない弱点を抱えていました。

彼はベトナムで戦闘していた際に守るべき存在を見つけ、戦死を装って軍を抜けて静かに生活していたのですが…

妖魔一族にその名を騙られた事で、名誉を取り戻すべく来日しました。

最終決戦時にはフクロウ男爵同様、駆け付けてジライヤに味方しています。

最後は、こいつもアメリカから来た世界忍者の雷忍ワイルド

西部出身のせいか、もろにカウボーイが混じった様なキャラクターでした。

自称「ビリー・ザ・キッドの血を引く」忍者であり、武器もとブレがありません。

ただ、こいつは本業が賞金稼ぎと完全に忍者の本質から逸脱しています。

来日した目的も、妖魔がジライヤにかけた賞金が目的と非常に俗物的でした。

おまけに母国に帰る金も無いのに来日したお陰で、日本で仕事をして金を貯める羽目になったりも。

…こいつ、なんで忍者名乗ってるんでしょうか?

もうただの賞金稼ぎのガンマンでいいと思うのですが。

まあとにかく何度かジライヤと戦った後に和解し、最終決戦には味方として駆け付けています。

ちなみに私はこいつの初登場回を見逃したお陰で、再登場回で混乱した覚えが。

だって、見た覚えもないのに劇中のキャラクター達はこいつを知っていましたし。



(´・ω・`)




ジライヤの戦力は、メタルヒーローで一番少ない構成となっています。

基地は自宅の忍者屋敷ですし、空飛ぶバイクもありません

メインのマシンはブラックセイバーと呼ばれる車であり、元はただの車だったのをジライヤの強化パーツを作ったスミス博士が徹底的に魔改造したものです。

外観は普通の車ですが、リトラクタブルライトユニット内のポップアップ式マシンガン、ミサイルやアンカーを射出するボンネット内蔵のランチャー、リアホイールのホイールカッター、バンパー部から出てくる赤い撒菱と、装備は恐ろしく充実していますね。

銃刀法も完全に無視していますが、まあ忍者のやる事ですし仕方無い(諦め)

そして、この物語一番の問題であり、ジライバスターさえも霞むトンデモマシンが「磁雷神」です。

まさかの巨大ロボであり、しかもあの聖徳太子が建造したと伝えられる凄まじい設定を持っていました。

こいつが登場した時、唖然としなかった視聴者はいなかったのではないかと。

大きさは20メートルであり、ガンダムより大きいですね。

胸部にジライヤが融合する事で起動し、金剛磁雷剣風車槍で戦いました。

とにかくクッソ強かったのだけは、良く覚えています。

聖徳太子恐るべし

中には争いの元となった秘宝「パコ」が眠っており、これの争奪戦が物語の根幹でした。

太陽に匹敵するエネルギーを持っていると伝えられ、この力を得たいと考える悪党が次々と出現しては、ジライヤ達に倒されています。

元はエネルギー生命体であり、地球には征服目的で訪れたとんでもない悪魔であったパコ。

しかし、地球人の優しさに触れて改心

以降は、磁雷神の中で眠っていました

最後は前述した様に宇宙に帰り、争いの種は無くなっています。



(`・ω・´)




ジライヤの敵は、主に妖魔一族悪の世界忍者でした。

レギュラーの敵である妖魔一族は、元戸隠流だった鬼忍・毒斎が立ち上げた忍軍です。

私利私欲に取り憑かれた、忍者にあるまじき存在であり、こいつとの戦いで哲山の奥さんが死んだりとロクな事をしていません

終始パコを手に入れる事を目的にありとあらゆる悪事を働き、ジライヤのであり続けています。

目的の為には手段を選ばず、それが元で痛い目に遭う事もしばしばでしたが。

普段から鬼の様な仮面を被っていましたが、終盤でその仮面の下には実体が無い事が判明。

手下にカラス天狗なる化け物が居た事から、とっくの昔に人間を辞めていたのでしょう。

私欲の為に人である事を捨てた男は、亡霊世界忍者を操ったり巨大化したりと、様々な手を用いてジライヤ達の前に立ち塞がりました。

ですが、実力的にはデモストよりも弱かった気が。

だって、磁光真空剣を失ったジライヤと一騎打ちの末に負けてますし。

苦し紛れに哲山の顔を真似たりしてますが、本物が近くにいるのに通用するはずもありませんでした。

仮にジライヤを倒したとしても、周囲は哲山を含むジライヤの味方だらけ

正直、完全に詰んでます

頼みの綱だった、故曽我町子様演じるクモ御前も哲山にあっさり敗れ、もうどうしようもありません

ここまで悲惨な境遇に追い込まれたラスボスも、珍しいのではないかと。

結局、毒斎はジライヤの手によって倒され平和が戻りました。

この毒斎もそうですが、本編では欲得に塗れた悪党が数多く登場しています。

狙いは毒斎同様にパコだったり、純粋にだったりと様々。

そこが妙にリアルでしたね。

尚、毒斎には蝶忍 紅牙なる一人娘がいましたが、最終戦闘で仲間の星忍 烈牙と共に戦闘放棄して撤退

以降の行方は不明のまま。

この辺はイマイチすっきりしませんでした。

前述したカラス天狗は無数に登場し、良くジライヤにぶった斬られていた気が。

また、特殊忍者群なる集団も擁しており、火、水、木、土、風の5人がそれでした。

何か忍者キャプターを思い出しますね。

そのウチ風は、ジライヤに倒された後サイボーグ忍者「風忍 馬風破」として再生。

卑怯なやり方を嫌う正統派だったが為に毒斎と折り合いが付かず、結局袂を分かちジライヤの味方に。

シャドーマッハなる専用バイクを持ち、ピストル仕込み杖メインウェポンとしていました。

最終決戦でもジライヤの増援として駆け付け、共に戦っています。

後、毒斎が創り出した化け物に妖魔巨獣 ゴーマなるものがいました。

こいつは巨大な化け物であり、ヒマラヤの密教の流れを汲む妖術使いの髑髏の力を使って作られています。

これを聞いてピンと来た方は、相当な特撮ファンですね。

と言うのも、この設定がかの「快傑ライオン丸」のラスボスであるゴースンと被っているからですが。

勿論これは偶然ではなく、このジライヤのメインライターである故高久進氏が、快傑ライオン丸の脚本も手がけていたからだと思われます。

同じ忍者をモチーフとした作品なので、オマージュとして使ったのでしょうね。

案外、快傑ライオン丸の世界はライオン丸Gではなくこのジライヤの世界と繋がっているのかも。

実際、ライオン丸Gの方はライオン丸ゆかりのライターさんは一人も参加してませんしね。


妖魔一族以外にも、様々な思惑を抱いて沢山の世界忍者が暗躍しています。

その中でも印象深かったのが、ジライヤを一度は完封した漢忍 緑龍火忍チャンカンフーの息子でしょうか。

こいつらのコンビネーションの前に敗れたジライヤは、追加パーツにより強化される事になります。

ちなみにチャンカンフーの息子の本名は不明のまま。

三節棍の使い手ですが、ラーメンを武器にするなど、妙にらんま1/2チックでした。

漢忍 緑龍の方は妖魔一族の協力者であり、元は麻薬密輸組織の一員と筋金入りの悪党です。

酔拳やヌンチャク、更には青龍刀も使いこなす強敵であり、必殺技の魔拳・金剛拳まで持っていました。

チャンカンフーの息子共々、火炎主体の攻撃でジライヤを追い詰めましたが、強化されたジライヤの前に脆くも敗れ去っています。

そして忘れてはいけないのが、宇宙忍デモスト

こいつは名前からして、もうトンデモ系だと言う事を猛然と主張していますね。

その呼び名の通り、まさかの宇宙忍者です。

世界忍者であり、宇宙忍者でもあるややこしい存在でした。

宇宙にも忍者がいるのですから、もう地球各所に居ても仕方ないですね。

地球へは勿論パコの入手の為にやって来ました。

しかもその力で地球の富を根こそぎかっさらい、宇宙に帰還するのが最終目的とかなりの欲張りさんです。

こいつを封印したのはパコを運んで来た宇宙人であり、その末裔のジライヤを執拗に狙って来ました。

特筆すべき点は、頭が独立して飛行できる上に、破壊されても再生してしまう事。

このデタラメさから、すごかがではジャカンジャの先兵だったのでは?と推測されていましたね。

立場としては第三勢力であり、妖魔一族とは最終目的が被る為、ジライヤ打倒の為共闘する事はあっても、仲間になる事はありませんでした。

顔からレーザーや手から電撃による攻撃、更には磁光真空剣に匹敵するレーザー刀・暗黒剣を手に入れ、大暴れしています。

ですが最後は磁光真空剣により、真っ向両断でズンバラリンされて人生終了してしまいました。

南無。

2300年以上も生きたのですから、これでも長過ぎる位ですな。



Ω\ζ°)チーン



玩具に関しては、やはり無し

と言うか、製品としても微妙過ぎて手を出す気にすらなりませんでした。

主題歌とEDは、久々の串田アキラ氏による中々の名曲ですね。

特に主題歌は非常に替え歌が捗るナイスな歌でしたw

挿入歌に関してのオススメは、やはり「うなれ磁光真空剣」と「磁雷矢参上!」でしょうか。

両方共劇中で良く使われ、覚えている人も多いはず。




メタルヒーローシリーズの中でも、唯一メタルでない異色作「世界忍者戦ジライヤ

そのインパクトは、シリーズでも屈指のモノではないかと。



( ´ー`)フゥー...

theme : 特撮
genre : サブカル

comment

No title

この「世界忍者戦ジライヤ」はある意味、「斬新だが一周回ってバカ」設定がよかった。

「なぜ世界各国に忍者の流派があるんだ?」とか疑問
でした。

アニメの「忍者戦士飛影」も斬新でしたが。

No title

>すーぱーぺるる様。

コメントありがとうございますv

ですよね。
恐らくこの作品が無かったら、後の某ゲルマン忍者やハリケンジャーのフリーダムっぷりも無かった気がします。
今のニンニンジャーもわりとやりたい放題ですが、ジライヤのインパクトに比べればまだまだですし。
「現代に生きる東映版忍者像」の基礎を作った点で、この作品はもっと評価されていい気が。

そういえば、飛影の設定も大概凄かったですな。
宇宙に忍者が進出している点で、ハリケンジャーに繋がる何かを感じなくも無いですなw

No title

赤影(特撮)のころから忍者ものって「なんでもあり」のやつ多いですね。やりすぎると「斬新すぎて一周回ってバカ」作品にもなりかねません。

イギリス忍者のふくろう男爵はほとんどナイトだったし。日本で殉教したクリスチャン(キリシタンの英語名)の供養のため日本を訪れるという案外真面目でしたね。

宇宙忍者デモストはある意味「斬新すぎて一周回ってバカ」でしたが。

No title

>すーぱーぺるる様。

赤影の場合、赤影達より敵の方がはっちゃけてた感が。
怪獣・飛行要塞などなんでありのやりたい放題でしたしねぇ。

ジライヤの仲間になった忍者達は、フクロウ男爵やロケットマンを例に挙げるまでも無く、結構ぶっ飛んでる割には中身がまともってパターンが多い気がします。

デモストは、すごかがでジャカンジャの先兵じゃないかと推測されてましたな。
兎に角、良く頭だけでふよふよ浮いて移動していたのを覚えています。

No title

今週のニンニンジャーにジライヤが出ましたね。

後半磁雷神と言う巨大ロボも出ましたが、聖徳太子の開発した巨大ロボと言うある意味「斬新すぎて一周回ってバカ」設定でしたね。

No title

>すーぱーぺるる様。

出ましたね!
変わらず昔のままで、何か嬉しかったです。

磁雷神は、今でも恐らく日本最古の巨大ロボらしいですねw
大きさは然程でもないのですが、異様に強かったのを覚えています。
Secret

プロフィール

Kivagami

Author:Kivagami
玩具とネトゲ、そして仮面ライダーを始めとする特撮をこよなく愛する孤高人。
中でも悪のライバルキャラとか六人目とかに目が無い。
特撮系イケメンも好き。
クールガイなら尚大好物。
うさぎを始めとする小動物も好き。
現在、19匹の小動物に囲まれてお世話に奔走する日々。

現在ネトゲ流離い人、定住&安住の地を求めて旅は続く模様。
永遠の孤独(ソロ)という、非常にありがたくない称号を持っているらしい…?

注1:基本的にリンクフリー&トラックバックフリーですが、当ブログのテーマとかけ離れ過ぎな場合は削除しますのでご了承下さい。

注2:当ブログの趣旨は基本ツッコミですが、それに加えて「良いモノは良い、悪いモノは悪い」とはっきり述べるレビューブログでもあります。
決してモノを叩くのが趣旨のブログではありません。

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