今週の機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ。
感想です。
今回は、もうお馴染みになったインターミッション回ですね。
やはりこういう説明回が無いと、物語の進行に着いて行くのは難しいですので助かります。
ミカは、早速アトラが作った食事でエネルギーを補給。
やはり、有能な食事担当がいると違いますな。
食事は士気にダイレクトで影響するので、おざなりにする訳にはいきません。
食を軽視する軍に勝利無し。
オルガがアトラを二つ返事で雇ったのも、こういう事を見越してでしょう。
その後、クーデリアとの会話でミカが全く字を読めない事が判明。
それどころか、仕事の内容さえ把握していませんでした。
全てオルガに丸投げのミカらしい反応ですが、流石にまずいと思ったのかクーデリアが説明。
字もクーデリアから教わる事になり、これで一応ミカも状況を把握する事に。
字を教わる事については、整備を手伝える事に加えて、本が読めるのがミカ的には良い様で。
本を読みたい訳は、本人曰く「野菜のこととか勉強したいんだ」との事。
ミカ的には戦闘は別に好きでも天職でも無く、むしろ平和な農園経営を求めている模様。
この辺は普通っぽくて、何か安心しました。
ε-(´∀`*)ホッ
オルガは、今回かなり克明に心境を吐露していましたな。
慎重論を唱えるビスケットの意見を却下し、地球行きの続行を決定するオルガ。
鉄華団を一気にメジャーに押し上げる為には、でかい仕事をこなしたという実績が必須。
オルガは、この仕事をその為のビッグチャンスと見ています。
故に中止は却下なのですが、差し当たっての問題は地球行きの案内役の調達。
ここでオルガがぶち上げたプランは、四大勢力の一つである「テイワズ」と接触する事。
テイワズとは、木星圏を中心に勢力を持っており、その実態は限りなくマフィアに近いんだとか。
この世界、宇宙世紀と同じく木星圏が存在する模様。
その為、彼等は地球ではなく、まず木星圏へ向かう事に。
やけにテイワズ製のMSの設定があるなと思ったら、そういう事だったんですね。
ギャラルホルンのMSと比べてどんな感じの性質を持つのか、今から楽しみです。
で、案を却下されたビスケットが個人的にオルガと会談。
彼的にはこの仕事は危険過ぎるし降りたいと考えていました。
それは臆病から来るものではなく、自分や仲間達が失われる危険性への危惧でしょう。
確かに、常に危険と隣合わせの仕事であり、いつ誰が戦死してもおかしくはありません。
そんなビスケットには、オルガが我武者羅に前に進もうとしている様にしか見えないのです。
ビスケットの問いに、オルガはこう返しました。
「見られてるからだ」
と。
「振り返るとそこにいつもあいつの目があるんだ」
それは、当然ながらミカの事。
オルガはミカの能力を非常に高く評価しています。
高い戦闘能力に身体能力、そして動じない鋼の精神力。
更に読み書きまで始めており、その影響力はオルガを突き動かすには十分でした。
そのミカがオルガに無条件で寄せる期待を、オルガは裏切る訳には行かないのです。
「あの目に映る俺は、いつだって最高に粋がってかっこいいオルガ・イツカじゃなきゃいけねぇんだ」
…ここまで来ると、強迫性障害すら疑うレベルですが、気持ちは良く分かります。
気に入った相手に多大な期待を寄せられると、つい頑張ってしまうのが人間の性。
しかし、オルガの場合全部抱え込んで自滅してしまわないかが心配です。
オルガは確かに超有能なリーダーですが、人間である以上は限界がありますしね。
ともあれ、テイワズとの接触を決めたオルガ。
ですが、そこに思わぬ障害が出現。
それは、何と逃げたはずの元社長マルバ。
確かに公式でもまだ遺影になってなかったので出て来るとは思いましたが、早過ぎです。
しかも一度放り出しておきながら、「俺の船返せ」とかのたまう始末。
最早死ぬ以外にない馬鹿っぷりですが、この歴史的大馬鹿野郎をどう対処するのか。
オルガの手腕が試される所です。
((o(´∀`)o))ワクワク
クーデリアは今回も色々頑張っていました。
有能メイドのフミタンをオペレーターとして提供し、自身も読み書きの先生として居場所を見付けます。
更にミカとアトラに情勢の説明と、自身の仕事の重要さを説くなど丁寧な行動が好印象。
おまけに率先して給仕の手伝いをするなど、気取った所が無いのが素晴らしい。
後は、どれだけ「現実」を学ぶ事が出来るかでしょうね。
そこに「理想」を擦り合わせて、何処まで近付けるかが彼女の評価を決めると言っても過言ではありません。
物語的には1番の重要人物なので、頑張って欲しい所。
一方アトラは、料理担当として遺憾無くその腕を振るっていました。
しかもこの子、ちゃんと読み書きが出来るとの事なので何気に重要です。
で、クーデリアにはライバル心を抱いているので、クーデリアが読み書きを教えるとなった時には速攻で先生役に立候補しました。
中々行動が積極的になって来て、見ている側としてはニヤニヤしてしまいますな。
こういう健気な子には、何とか幸せになって貰いたいモノですが。
(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
ギャラルホルン側は、どうやらコーラルが無責任に戦死した為面倒が山積みに。
マクギリスはその処理の為、一度帰投する事を決定。
その後は負傷を治療中のガエリオに、今回の「敵」に対しての分析結果を披露。
機体の名称が「バルバトス」である事、厄災戦の末期に投入された72機の「ガンダム」の一体である事を語ります。
ギャラルホルンにはガンダムを「骨董品」と侮る傾向がありますが、エイハブリアクターを2基搭載し、阿頼耶識システムで超反応を見せるバルバトスを倒すのは容易ではありません。
しかも300年も保っている事を考えると、桁外れの耐久力を持っていると見て間違い無いでしょう。
如何に最新のグレイズとは言え、無残な敗北を続けるのも仕方無いかと。
そもそも機動兵器が機動性で相手に劣るとか、完全に死活問題です。
せめて阿頼耶識システムか、それに近い何かを実装しないと常に劣勢を強いられる事に。
マクギリスが、次にどんな手を打ってくるのかが見モノですね。
そして、上官を二度も失ったアインは事情聴取の後、追撃部隊への志願を申し出ます。
最早この人、執念だけで生きている気が。
正直、いつ戦死してもおかしくないですよね。
アインの腕とMSでは、どう足掻いてもミカとバルバトスには勝てないでしょうし。
一体どうなるのやら。
(´ε`;)ウーン…
後、気になる点と言えばOPにも登場していた白スーツのチャラそうな男がやっと登場した事でしょうか。
オルクスの船の艦長らしい席に就いていましたが、一体どういう素性なんですかね。
噂ではテイワズと関係のある人物らしいのですが、あの状況でどうミカ達と関わって来るのかが見モノです。
それと、整備や補給シーンを毎回丁寧に描写しているのは非常にリアルで良い感じ。
こういうシーンを蔑ろにすると、機動兵器の持ち味である「泥臭さ」や「リアルさ」が激減しますし。
パーツの互換性があるので、敵から奪ったモノがそのまま使用出来るのは便利ですな。
今回のMSは中々爆発しない様になっている様なので、回収してパーツにする事がやりやすいでしょうし。
次回、テイワズへ。
楽しみに待つとしましょう。
( ´ー`)フゥー...
theme : 機動戦士ガンダム 熱血のオルフェンズ
genre : アニメ・コミック
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