ライオン丸シリーズ回想録。
と言うのも、一本一本では殆ど文章量が足りないからなんですが。
まずトップバッターは「快傑ライオン丸」
シリーズの初作品ですね。
ストーリーは単純明快、忍者の主人公が獅子の超人に変化して悪を倒す。
これだけです。
とは言え、非常に良く出来ており全54話と言う長い期間の放映でした。
ですが、どうも時期が悪かったのか私は再放送か何かの数話しか見れていません。
時代劇に白い獅子の超人と、物凄いインパクトがあったのだけは良く覚えています。
中でも良く覚えているのが、変身のシーン。
「忍法獅子変化!」と叫びながら剣の峰を上から下に撫で下ろす。
このシーンが凄く好きで、良く棒を剣に見立てて真似して遊んでました。
にしても、戦国自体にライオンという単語が出てくるのは凄いですよね。
変身後も獅子丸じゃダメだったのでしょうか。
まあ、変身した!という感覚があって良いとは思いますが。
ただ、能力的には凄く地味だった気がします。
必殺剣こそ持っていますが、その他は普通の時代劇と殆ど変わらない印象がありましたので。
最も、そこがいいと言う人も多い様ですね。
そして、ハカイダーと並び称されるライバルキャラであるタイガージョーの存在も忘れてはいけません。
中の人の死亡交代と言うアクシデントにも負けず、特撮界伝説のライバルキャラ筆頭として語り継がれています。
やっぱり、人間体からの変身があるライバルキャラって良いですよね。
それと、OPテーマの格好良さが神がかってました。
ピープロの作品の主題歌にほぼハズレ無しです。
これは地味に凄い事ではないかと。
(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
是非とも、今見直してみたい作品の1つですね。
続いては「風雲ライオン丸」
これに関しては、一切見た事がありません。
ただ、ケイブンシャの図鑑で「ライオン弾丸変身」なるものを知ってびっくり。
ちなみに弾丸はロケットと読みます。
( ̄д ̄)エー
え、えーとこれって戦国時代のお話ですよね?
なのにロケットですか?どういうことなの?と大混乱した記憶があります。
そりゃ、戦国時代にロケットを背負った人間が飛んでたら誰でも驚きますよ。
なんつーか、とんでもない忍法です。
と言うか、忍んでません。
まあ、トンデモでは仮面の忍者赤影も負けてませんが。
他にも主人公達が幌馬車で移動したり、服がポンチョ風だったりと時代考証を豪快にぶん投げていました。
更にヒーローデザインも、兜を着けているせいかメスライオンと勘違いされる始末。
勿論私も勘違いしていました。
そのせいか、本編でも兜が割られてたてがみを露出するシーンが作られた模様。
おまけに話がベリーハードだったせいか、半年で打ち切られたそうで。
まあ、仕方ないですよね。
試みは買うのですが、モノの見事に滑った作品。
そんな印象を受けます。
前作で好評だったライバルキャラもちゃんと登場するのですが、何と言うか設定が曖昧なのが困りモノ。
まず名前が適当な上に、ジュニアと付いている癖に弟(自称)という良く分からないキャラでした。
主題歌も悪くないのですが、前作に比べればかなり落ちる気が。
色々と、残念な結果に終わってしまった作品でした。
(´・ω・`)
で、最後がリメイク?作品の「ライオン丸G」
リメイクに?が付くのは、これがほぼ別物の現代劇だからなんですが。
取り敢えず、ストーリーをば。
2011年、秋。新宿のネオ歌舞伎町では、特殊な能力を引き出すことが出来るドクロマークのコンタクトレンズ・スカルアイを着けた「カブキモノ」達が横暴を振るっていた。カブキモノのグループの1つ「スワンキーズ」が次々とホストを襲撃する事件を起こす中、売れないダメホストの獅子丸は借金の3ヶ月分を帳消しにしてもらう代わりにスワンキーズをおびき出すための囮役にされる。スワンキーズの根城に乗り込みピンチに陥る獅子丸だったが、そこへ謎の老人が現れ、獅子丸に赤い小太刀を与える。怯えながらも老人の言う通りの呪文を唱えて小太刀を抜くと、太刀は光り輝き、獅子丸の体は獅子の仮面を被った異形の姿に変身した。
(Wikipediaより転載)
ね?
完全に別物ですよね?
なんでこんな設定で作ろうと思ったのか、さっぱり分かりません。
一番の問題はやはり、主人公がインキン持ちのダメホストって所でしょう。
キャラも三枚目と、全2作と似ても似つかない有様。
ヒロインに至ってはキャバクラ嬢で、主人公と恋愛的に絡まないというおまけ付き。
当時を知っている人間程、これでは視ないのではないかと。
私はただ単に、テレ東系だったので見れていないだけなんですが。
ライオン丸のデザインなどは悪くないのですが、必殺剣などはありません。
その代わり、キンサチが様々な武器に変化する高性能仕様になっています。
これは良いアイデアだと思いました。
やり過ぎるとただの便利アイテムに成り下がりますが、程々だと戦闘に幅が出来ますし。
しかし、選ばれし者しか抜けない為か質に入れても50円だそうで。
うーん、安い。
ま、変身道具を質に入れる主人公もどうかと思いますが。
今回もライバルキャラは登場しますが、何故か黒い虎になっている模様。
別に黒豹みたいに真っ黒な訳ではなく、黄色が黒になっている黒白模様なんですが。
この人は非常にカッコイイキャラで、ラストはラスボスを道連れに自爆という華々しい最後を飾っています。
最終回だけどこかの動画サイトで視た覚えがあるのですが、マジで壮絶でした。
ラスボスを倒せず終わった主人公(笑)とは、えらい違いですね。
深夜帯の放送だったりで、視聴率自体はあまり良く無かった様です。
全13話なのは、最初からその予定だったのでしょうか。
何だかこの辺がイマイチはっきりしませんが、打ち切りという情報が全く出て来ないので予定通りだったのでしょうね。
なお、主題歌は串田アキラ氏が歌う快傑ライオン丸の主題歌のカバー曲です。
アレンジも良く、かなりの良い歌に仕上がっているので必聴。
時代劇+ヒーロー物として、一世を風靡した「ライオン丸」シリーズ。
その斬新性は、今の世の中でも通用するレベルだったと思います。
( ´ー`)フゥー...
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